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解体工事現場での安全管理と職場の安全対策について

株式会社中森工業は、静岡県焼津市を中心に静岡市駿河区・藤枝市などで木造・RC造・鉄骨造の建築物解体工事を手がける専門業者として、現場での安全管理を最優先事項と位置づけています。解体工事における安全対策は、作業員の生命と健康を守るだけでなく、周辺住民や環境への影響を最小限に抑える重要な取り組みです。

解体工事業界の労働災害現状

建設業界全体における労働災害の発生状況を正確に把握することは、効果的な安全対策を講じる上で重要な基礎となります。特に解体工事では、既存構造物の不確定要素や重機作業による危険性が高く、体系的な安全管理が不可欠です。

労働災害発生状況の分析

令和5年の労働災害統計によると、建設業における死亡者数は223人となり、前年比で58人・20.6%の減少を記録しました。しかし、建設業は依然として全産業の中で労働災害発生率が高い業種の一つとなっています。

年度
建設業死亡者数
前年比
全産業に占める割合
令和4年
281人
約36%
令和5年
223人
-58人(-20.6%)
約30%
休業4日以上死傷者数
135,371人
+3,016人増
3年連続増加

「参照:厚生労働省」

主要な災害要因

解体工事現場における主要な災害要因として、墜落・転落、建設機械による事故、飛来・落下、崩壊・倒壊などが挙げられます。これらの事故要因を理解し、適切な予防措置を講じることが重要です。

重要な統計情報
建設業の労働災害は全産業の約30%を占めており、特に解体工事では既存建物の構造的な不安定要素や重機との接触事故のリスクが高くなっています。静岡県内でも同様の傾向が見られるため、地域特性を考慮した安全対策が必要です。

解体工事における安全管理は、労働安全衛生法をはじめとする各種法令に基づいて実施される必要があります。これらの法的要求事項を遵守することで、作業員の安全と健康を確保し、企業としての社会的責任を果たすことができます。

労働安全衛生法の適用

労働安全衛生法は、労働災害を防止し、労働者の安全と健康を守り、快適な職場環境を作ることを目的とした法律です。解体工事現場では、この法律に基づく包括的な安全対策の実施が義務付けられています。

事業者の義務

安全配慮義務:労働者の安全と健康を確保する総合的な責任

危険防止措置:機械・設備による危険の防止措置を講じる義務

安全衛生教育:労働者に対する適切な教育と訓練の実施

労働者の義務

安全確保義務:自身および他の労働者の安全確保への協力

保護具着用:事業者が提供する保護具の適切な使用

安全作業:定められた作業手順と安全基準の遵守

「参照:株式会社ヒロ工業」

安全衛生管理体制の確立

解体工事現場では、労働安全衛生法に基づく管理体制の確立が必要です。現場規模に応じて安全管理者、統括安全衛生責任者、元方安全衛生管理者などの選任が義務付けられています。

管理者
選任要件
主な職務
統括安全衛生責任者
常時50人以上の労働者
安全衛生業務の統括管理
元方安全衛生管理者
特定元方事業者
関係請負人の指導・調整
安全管理者
常時50人以上の労働者
安全に関する技術的事項の管理
作業主任者
特定作業に従事
作業方法の決定と指揮

「参照:解体見積もり広場」

具体的な安全対策

解体工事現場では、理論的な安全管理だけでなく、実際の作業において効果的な安全対策を実践することが重要です。重機作業、高所作業、火気使用作業など、各作業工程における具体的な危険要因に対応した対策が必要となります。

重機・設備の安全対策

解体工事で使用される油圧ショベルやダンプなどの重機は、適切な操作と安全管理が事故防止の鍵となります。重機オペレーターの資格確認、定期的な機械点検、作業エリアの立入禁止措置などが重要な対策となります。

作業前点検

機械点検:油圧システム、エンジン、操作系統の日常点検

安全装置確認:警告灯、ブザー、転倒時保護構造の作動確認

作業環境確認:地盤状況、障害物、電線との離隔距離確認

作業中の安全管理

立入禁止区域設定:重機の作業半径内への立入禁止措置

誘導員配置:重機の後退時や死角部分での誘導員による安全確認

連絡体制確立:重機オペレーターと地上作業員間の確実な連絡手段

「参照:株式会社中森工業」

火気安全対策

ガス溶断やアーク溶接などの火気を使用する作業では、火災予防対策が極めて重要です。作業エリアの可燃物除去、消火器具の準備、火気責任者の選任などの対策を講じる必要があります。

火気安全のポイント
解体工事では、ガスボンベの撤去作業や外壁補修用塗料など発火の原因となる要素が多数存在します。火気使用エリアには専任の責任者を配置し、周辺建物への飛び火防止対策を徹底することが重要です。特に焼津市のような住宅密集地では、近隣への配慮も欠かせません。

焼津市での安全管理の取り組み

静岡県焼津市周辺での解体工事では、地域特性を考慮した安全管理が重要となります。住宅密集地での作業、海岸部特有の風の影響、地震リスクへの対応など、地域に応じた安全対策を実施しています。

焼津市は東海地震の想定震源域に位置するため、解体工事中の地震対策も重要な課題となります。作業の一時中断基準の設定、避難経路の確保、緊急時の連絡体制など、地震発生時に備えた準備を行っています。

また、焼津港周辺での工事では強風による影響を考慮し、クレーン作業の中止基準を厳格に設定するとともに、飛散防止対策を強化しています。地域住民への騒音・振動対策も含め、総合的な安全管理体制を構築しています。

安全第一の解体工事を実践するために

解体工事における安全管理は、単なる法令遵守を超えて、作業員一人ひとりの意識と行動に基づく継続的な取り組みです。株式会社中森工業では、これらの安全対策を徹底し、焼津市周辺での安全で確実な解体工事を提供しています。

安全管理は企業の社会的責任であり、同時に持続可能な事業運営の基盤でもあります。今後も最新の安全技術と管理手法を取り入れながら、現場での安全性向上に努めてまいります。





焼津市・静岡市などの解体工事は株式会社中森工業
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